【第9回放送】~スタッフAのつぶやき
横田農場での収録を振り返ると、どこについて書いたらいいか悩んでしまいます。それくらい濃いお話をたくさん聞かせていただきました。
5月のある日、茨城県にある横田農場にお邪魔させていただきました。
どこでお話を伺おうか、スタッフで打ち合わせをしていたところ、
今回のゲストである横田農場の横田修一さんより「じゃあ外でしましょう!」の一言で、贅沢にも田んぼに囲まれた場所での収録となりました。
「今日は会合があってスーツなんだけど、作業着のほうが雰囲気出るよね」とお茶目な一面を見せてくれた横田さん。
しかしお話が始まると、農場経営、日本の農業、研究者と農家さんとのかかわり、そして補助金について…
話が多岐にわたり、そしてその1つ1つの言葉が重く感じられました。
私がとても興味深かったのは横田さんは大規模農場であるにも関わらず、何台ものコンバイン、田植え機を有しておらず、コメの品種を増やし耕期をずらすことで工夫をしていらっしゃることでした。
5月あたりに一気に田植えをする…という私の中でそうだと思っていたことを覆されました。
横田農場は朝礼はなく、必要なことがあれば昼食時に話し合ったりするそう。そのほうが合理的で良いと横田さんはおっしゃっていました。吉田さんはそんな横田農場の皆さんの形をかつての「結(ゆい)」のようだと表現していらっしゃいました。また横田さんはいかに働いているスタッフの負担をなくすかということも考えていらっしゃり、まさに朝礼なしというのはそのことを形で示しているなと感じました。
その後の話は農家と農業研究者の協力の話、そして補助金の話まで、話は幅広く尽きることはありませんでした。ぜひ本編をお聴きください!
収録を行わせていただいた田んぼは去年と違う品種を今年は植えるそうです。そういった日々の試行錯誤が、今の横田農場を作っているのだなと感じる収録となりました。