特別な技術を使い、奇抜なアイデアに頼るのではなく…【吉田編集委員の取材後記】
特別な技術を使い、奇抜なアイデアに頼るのではなく、「普通考えたらこうなる」というシンプルな発想でビジネスを軌道に乗せた好例だろう。アグナビ代表の玄成秀さんが展開している日本酒の1合缶のことだ。
説明を聞くと、とても理にかなった売り方であることがわかる。1合の飲みきりサイズなので、飲み残して品質が劣化する心配がない。瓶と比べて軽いので持ち運びに便利で、落としても割れる心配がない。
一升瓶と比べて量が少ないので、飲み比べを楽しむのにも適している。これだけ各地に地酒があるのだから