北海道・三千桜酒造へ【杉本記者の取材後記】
「僕は教えるのが好きなんですよ。地元の方が継ぐということになれば、ここに来たかいも本当にあったと思う」。2020年に北海道の旭川空港近くに位置する東川町まで距離にして約1500キロ、酒蔵もろとも「世紀のお引っ越し」をした三千桜酒造で、今年も9月から日本酒の仕込みが始まった。同社の山田耕司社長は、「地酒というのは、地元の人がつくって地元の人に提供するのが基本」と語る。150年近くにわたってつないできたのれんを、東川町の担い手につなぐことを視野に入れている。
三千桜酒造のルーツ