ロスゼロへ取材【杉本記者の取材後記】
「おせち料理は元日に食べなくても、オードブルととらえればゆっくり楽しめるはず」。ロスゼロ(大阪市)の文美月代表はこう語り、商標登録もした「おそち」と呼ぶ商品を年末年始に販売している。日本の正月の食卓を彩るおせち料理だが、縁起物としての性質上、メーカーや販売業者も万一の場合を考えて多めにつくり、在庫も手厚く用意する傾向があるという。しかも、ひとたび三が日を過ぎるとたちまち価値を失うことから、実際には一定数が廃棄処分となっているのが実情だ。
そのおせち料理もいまは冷凍品が主体で、