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農業はコンサルティングという仕事にとって難しい分野です
農業はコンサルティングという仕事にとって難しい分野です。助言すれば目に見えて収益が向上し、その一部をコンサルティングの対価として支払うという関係がすぐには成り立ちにくいからです。
生産性向上の切り札になるとされるスマート農業に関しても、同様のことが言えます。作業計画や作業状況を管理するシステムを提供していた企業が、ここ数年で何社かサービスから撤退しました。
高齢農家の引退で農地の集約が進んでおり、
「上農は草を見ずして草をとり、中農は草を見て草をとり、下農は草を見て草をとらず」【吉田編集委員の収録後記】
「上農は草を見ずして草をとり、中農は草を見て草をとり、下農は草を見て草をとらず」。今回のゲストであるサラダボウルグループの代表、田中進さんと話していつも思い出すのは、明代の中国の農書「農説」に由来するこの言葉です。
中農と下農に関するくだりはわかりやすいでしょう。田畑に雑草が生えてしまったとき、刈り取るかどうかの差を示します。ここでは刈るのが正解です。
これに対し、上農は解釈が分かれるかもしれませ
滋賀に行ってきました➁
滋賀どころか、この後、北海道にも静岡にもお邪魔させていただいているアグリチーム…
書き溜めてしまっている旅行記…今更で申し訳ないのですが、
まずは滋賀の旅行記を書き終えていなかったので、お付き合いいただければと思っています!そして配信はまだまだ聞くことができますのでぜひお聴きいただければと思っております!
さて滋賀旅行、もとい滋賀取材2日目!我々がまず向かったのは「農業大学校」さんへ
農業大学
太平洋戦争後の食料危機を脱し【吉田編集委員の収録後記】
戦後の食料危機を脱し、高度成長を迎えようとする日本で農業は大きな岐路に立っていました。食料が不足から過剰へと向かうことで収益性が下がり、工業や商業との所得格差が鮮明になったのです。
農林省(現農水省)はそんな状況を踏まえ、農業基本法を1961年に制定しました。他産業並みの所得を実現するのが目的で、いくつかの政策の柱を打ち立てました。その姿勢はいまでは考えられないほど明快でした。
柱の1つは「構
【吉田編集委員の取材後記】「できっこない」という見方を退け、新しいことに挑んで道を切り開く
今回のゲスト、井狩篤士さんが栽培している小麦「ゆめちから」は農業界や食品業界で「魔法の小麦」と呼ばれている品種です。国産小麦の使い道を広げ、食料自給率を向上させる可能性を秘めているからです。
パンやラーメン、パスタは、いまや日本人の食生活にとって欠かせない食べ物です。ところが、日本の小麦は薄力粉や中力粉の品種が多く、それらを作るのには向いていません。生地に弾力がつきにくいからです。
そこに登場した
滋賀にいってきました!①
農業に関わる全ての応援する番組『農のミライ』
おかげさまで番組1周年を迎えることができました!!やったね!
そんな1周年を迎える直前、我々アグリチーム(勝手に私がそう呼んでます)は滋賀県に行ってまいりました!
滋賀には西日本を代表する米農家さんがいるから、とのことで。
今までは関東近辺のロケはあったのですが、遠出は初めて!
伺ったのは8月上旬。滋賀のお米はすでにたわわに実っていてきれい!
そ